スポーツによるケガを治療するスポーツ整形
スポーツ整形では、スポーツ障害・スポーツ外傷の診断と治療を行います。
スポーツ障害とは、同じ動作の繰り返し・酷使によって痛みなどの症状が慢性化したケガを指します。疲労骨折、野球肩、野球肘、テニス肘、シンスプリント、アキレス腱炎、ジャンパー膝、サッカー膝、ランナー膝などがよく知られています。
スポーツ外傷は、骨折、腱断裂、靭帯損傷、肉離れといった、スポーツ中にかかった強い力によって組織が損傷したケガを指します。
スポーツ障害もスポーツ外傷も、スポーツのパフォーマンスを低下させます。また、無理な継続は悪化を招き、スポーツをやめざるを得ない、日常生活に支障をきたすといった事態も起こり得ます。
プロ・トップ選手として各種スポーツに打ち込む方、趣味としてスポーツを楽しむ方のいずれにおいても、痛みをはじめとする症状に気づいたときには、スポーツ整形での積極的な治療をおすすめします。リハビリテーション科と連携を取りながら、ケガの早期回復、日常生活・スポーツへの早期復帰をサポートします。
スポーツ整形の特徴
千葉市内でも取り扱いが希少な『BTL6000TopLine』を使用した治療
野球肩や野球肘、テニス肘、ゴルフ肘、シンスプリント、アキレス腱炎、ジャンパー膝、サッカー膝、ランナー膝、タナ障害、足底筋膜炎、踵骨骨端症などスポーツ障害に対する治療を行います。
当院では、千葉市内でも取り扱いが少ない『BTL6000TopLine』を導入しております。体外衝撃波(Extracorporeal shockwave)によって組織の深部にまでエネルギーを伝え、損傷した組織の再生を促す治療です。
適応範囲
- 慢性疼痛
- 上腕骨外側上顆炎(テニス肘、ゴルフ肘)
- 足底筋膜炎
- 踵骨棘
- 手関節の外骨腫
- 慢性の付着部炎症
- アキレス腱炎
- 鼠径部の痛み
- 膝蓋靭帯炎(ジャンパー膝)
- 肩の痛み
- 股関節の痛み(大転子滑液包炎)
- ハムストリングス付着部の痛み
など
エコー(超音波)検査を
エコー検査では、放射線を一切使用せず、レントゲン検査では見逃してしまうような組織の小さな損傷を発見することができます。筋肉や腱、血管や神経の状態、剥離骨折の診断も可能です。
被ばくのおそれがないため、小さなお子様、妊娠中の方、妊娠の可能性がある方でも安心して受けていただけます。
その他、必要に応じて、CT検査やMRI検査を行います。その場合は、「メディカルスキャニング千葉」をご紹介いたします。
スポーツ障害・外傷の内容
スポーツ障害
スポーツによって、負荷のかかる部位は異なります。ただ、スポーツの種類を問わず、練習・試合などでは同じ動作が繰り返されることが多く、そのことで特定の部位に負荷がかかり続け、痛みなどの症状が慢性化することがあります。これが、スポーツ障害です。具体的には、野球肩、野球肘、テニス肘、ゴルフ肘、シンスプリント、アキレス腱炎、ジャンパー膝、サッカー膝、ランナー膝、タナ障害、足底筋膜炎、踵骨骨端症などが該当します。
スポーツ障害は、練習法の工夫、練習量のコントロールなどである程度予防することが可能であり、またスポーツを安全に継続するためにも重要になります。
スポーツ外傷
スポーツに集中するあまり、身体のある部位に無理な負荷がかかってしまうことがあります。また、転倒や衝突といった事故に遭うこともあります。そういった一度の大きな負荷によって生じる骨折、腱断裂、靭帯損傷、肉離れ、突き指などのケガを、スポーツ外傷と呼びます。
入念な準備運動、練習メニューの適切なステップアップなどによる予防は可能ですが、スポーツ障害と比べると不可避的なケースが多くなります。
また、再発を繰り返してしまうことも少なくないため、早期復帰を目指しながらもきちんと治すこと、再発防止策を講じることも大切になります。
部位別のスポーツ外傷とスポーツ障害の疾患
スポーツ外傷 | スポーツ障害 | |
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頸部 |
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肩・上腕 |
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胸部 |
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肘・前腕 | ||
手・指 |
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腰部 |
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大腿 |
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骨盤・股関節 |
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脚の筋肉 |
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膝・下腿 |
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足・足首 |
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セルフコンディショニングについて
スポーツ障害・スポーツ外傷の予防と再発防止のためには、「セルフコンディショニング」が重要になります。
セルフコンディショニングとは、ケガを防ぎながら、目標とするパフォーマンスの達成を目指して調整を行うことを指します。
当院では、このセルフコンディショニングの指導にも力を入れております。安心してスポーツに取り組めるよう、再開できるよう、治療からリハビリ、そしてセルフコンディショニングまでをトータルサポートさせていただきますので、安心してご相談ください。